有名人が経営する飲食フランチャイズは儲かってる?儲かってない?
外食産業は飽和状態にあり、繁盛している店とそうでない店との差がはっきりしています。人気店になるためには多くの要素があり、その中には有名人が経営している店舗も含まれるでしょう。
人気店になればフランチャイズを展開する場合もありますが、成功するためには有名人が経営しているだけでは難しくなっています。
有名人が経営している飲食店は儲かっているのか
飲食店が新規出店すると食べてみないとその評価ができないというところがあり、入店したいという要因が少ないと新たな顧客は見込めないでしょう。これがフランチャイズであれば既に評判があるので新規の客を招きやすくなっていますが、このような要因が期待できないと地道に集客に努めたり、知り合いといった関係者から客を増やしたりするしかありません。
しかし、有名人が経営しているのであればファンであったり、店に行けば会えるかもしれないという期待感から入店する場合があり、これが高い人気を誇っていたり料理関係で名前が知られている人物であれば、より多くの人が訪れる可能性が高くなります。それに有名人が経営していればマスコミの報道もあるので良い宣伝になり、開店すると繁盛することが多くなっています。
このような付加価値のある飲食店はすぐには客足が少なくなるという傾向が低く、認知度にもよりますが、多くの人が知っているような有名人であれば儲かる繁盛店になるでしょう。
飲食店をフランチャイズにすることのメリットとデメリットは
フランチャイズを行っている業種は多くあり、代表的なのはコンビニエンスストアです。このコンビニエンスストアから把握できるように、名前や店舗の構造、経営手法が既に認知されているというメリットがあるため、初めて来店する客も入りやすくなっています。
これが飲食店であればそのブランド経営者の意向に沿った店舗展開ができるので、自分が希望するような運営を行うことが可能です。ただし、フランチャイズにするとその店舗を運営する経営者が存在することになり、運営方針が合わないという場合も少なくありません。これはフランチャイズであっても本部は資金的には深く関与しないため、利益を出すことができなければ閉店するしかなく、何でも本部の指示に従うことができないという事情があります。
全ての店舗が繁盛していて利益を出していればいいのですが、設置している場所や周囲の同業者の状況によって、それは難しくなっています。多くの店舗を展開すればどうしても利益に差がでてしまうので、そのようなデメリットをうまく調整しなければいけなくなります。
有名人が経営しているフランチャイズ店舗の現状は
有名人が経営している店舗というのは飲食店に限らず多くあり、その全ての店舗が繁盛店で利益を出しているのかというと、利益を出せずに撤退しているところも多くあります。特に飲食店の場合は最終的には料理の味であり、その味の評価が低ければいずれは客足が遠のくでしょう。それがフランチャイズとなれば経営者が来店する機会も少なく、単なる関係している店にしかなりません。
料理というのはいくら良い食材を使っていても調理方法で大きな差がついてしまい、人気店として定評があるところは料理の腕前が確実に高くなっています。有名人の場合、ネームバリューはありますが経営者としてはその能力は未知数であり、その能力が低く、良い調理人を準備できなければ、いずれは客が少なくなってしまうのは仕方がないといえます。
そのため資金だけ出して経営は専門的な知識や経験がある人を雇っている店舗の方が成功する確率が高くなっていて、オーナーがそのまま経営に深く関与しているところでは明暗がはっきりしています。
有名人が経営している飲食店は来店したいという考えを持っている人は多くいて、開店すれば人気店になる可能性はあります。しかし、来店しても経営している有名人に会えないと分かると料理の味で以後も来店するかどうか判断するので、認知度だけで成功するような世界ではないのは間違いありません。