飲食フランチャイズは投資回収できるか確認することが大切
飲食店は、他の業界と比べるとなかなか参入障壁が低く設定されていることから多くの人が参加してくる可能性があります。特にフランチャイズの場合には、ある程度仕組みが出来上がっていますので、参入者は非常に多いと言えるでしょう。そのようなとき、ライバルに勝ちどのようにして投資回収をするかが重要になります。
初期費用の回収を考える必要がある
飲食店をオープンする場合には、ネットショップをオープンする場合と比較して非常に初期費用がかかるものです。特にフランチャイズの場合には、権利関係がありますのでその権利を使用するのに個人で開業する場合と比較しても数百万円の支払いの違いがあります。当然フランチャイズ契約の方が支払いが高くなります。
飲食店で黒字化しているところは、この初期費用をうまく回収している傾向があるでしょう。裏を介せば、この初期費用を回収することができなければ、赤字から抜け出すことができないわけです。そこでどのようにして初期費用を回収して黒字化していくかが問題になります。
まず最初の段階では、可能な限り借金をしないことが重要になるでしょう。よく、飲食店をスタートさせる場合には、借金をする必要があるなどと言われています。確かに、多くの人が借金をしながらスタートするのが現実といえます。例えば脱サラをする場合には、全て自分のお金だけで飲食店をスタートさせるのは難しいといえます。
なぜならそこには1000万円以上のお金が必要だからです。フランチャイザーの種類によっては3000万円ほどのお金がかかることが予想できます。果たしてサラリーマンだった人がそこまでお金を貯めることができるか問題になるでしょう。もちろん中には例外もいて、一流企業に勤めている人ならば30代のうちにそれぐらいのお金を貯める可能性もあります。
また一流企業に勤めていなくても、20年から30年以上働き退職金等を含めるとそれぐらいのお金を貯めることができないわけではありません。しかしむしろそのような人は例外であり、多くの場合数百万円しか貯めることができないはずです。
どの程度の借金の返済が可能になるかを考える
実際にお店をスタートさせる場合には、借金をするのが現実的と言えるでしょう。この借金の額も、人によって随分と異なりますが、概ね借りることができるのはお店をオープンさせるときに必要な資金の半分程度と言われています。
つまり1000万円大金が初期の段階でかかるとすれば500万円ご自分で用意しなければならない計算です。この金額を可能な限り少なくすることで、初期費用を回収することが可能になるでしょう。少なくとも借金だけが残り自己破産するようなことは避けなければいけません。
もしお金が十分に溜まっていないと判断できる場合には、無理してスタートさせる必要はありません。経営者として判断を間違うといけないのは、具体的な計画もなくうまくいくといった話に乗る場合です。世の中には、精神論に訴えてきて頑張れば大丈夫などと言う人もいます。しかし、頑張れば大丈夫ならば、ほとんどのところは倒産せずに済んでいるでしょう。
何種類かの計画を綿密に立ててみる
フランチャイズの飲食店をスタートする場合には、黒字化させることが重要ですが初期費用を回収するための方法を何種類か考えてみることです。できれば30種類から50種類位の方法を考えてみると良いでしょう。
そこまで考えると、なかなか回収する方法が見えてこなくなることもあるかもしれません。しかしもし具体的な方法があまり考えないならば始めるときではありません。歌い的に資金を回収する方法を30種類から50種類ぐらい考えられた時点でスタートしても遅くはないのです。
フランチャイズの飲食店を開業するならば、投資回収をしたいところですが、ほとんどの場合は初期費用が回収できなくて苦しんでいます。そこで、可能な限り借金をせずに初期費用を用意することが重要になるでしょう。また具体的な黒字化する方法をかなりたくさん考えておく必要があります。経営者は、勢いも重要ですが数字に関しては非常にシビアでなければいけません。単に抽象論だけでうまくいくなどとは考えないことです。具体的な対策を考えてからスタートしても遅くはありません。