意外と簡単!飲食フランチャイズの始め方と流れ

飲食フランチャイズで独立を考えている方、「開店までこぎつけるまで相当大変なんだろうな」と思っていませんか?本記事は情報収集から開店までの一連の流れをまとめました。もしかしたら、思っていたより意外と簡単かもしれません。飲食フランチャイズの始め方と流れを、注意点も交えながら詳しく解説していきましょう。

まずは情報収集から

フランチャイズ飲食店での独立を決めて、まず始めに考えるのは「どこのフランチャイズに加盟するか」です。店舗存続のために大切なことは「自分はどこに重点を置きたいのか」をはっきりさせ、「自分に合ったフランチャイズ」を選ぶことです。

たとえば、「自分の考え方を反映できる」「今の生活スタイルを維持したい」など、それぞれ望みはあるでしょう。もし、今の生活スタイルを維持したいことを希望している方が、自分の望むスタイルとかけ離れた生活を強いられるフランチャイズを選べば、毎日辛い思いをするかもしれません。今まで昼型だった方が、毎日深夜型の生活になったらどうでしょう。長期継続が困難に感じてしまうかもしれません。

やはりここは、自分が末長く続けていけるイメージができるフランチャイズを選ぶことをおすすめします。自分の置きたい重点がはっきりしたら、次はそれが叶うフランチャイズはどこか、情報収集していきましょう。

いくつかのフランチャイズに絞られたら、そこからはブランド力や本部のサポート体制などを比べて自分が納得できるフランチャイズを決めていくと良いでしょう。知名度が高ければ高いほど、お客様は集まりやすいですし、また、営業を続けていく中で困難な事は必ず起きてきます。そんな時、一人で悩むのではなく、本部のサポート体制が整っていれば大変心強いでしょう。

加盟する飲食フランチャイズと契約する

加盟したいフランチャイズを決めたら、次は本部と契約にすすみます。フランチャイズ契約は簡単に言うと、本部が加盟店にブランド名や経営の成功のコツを提供する代わりに、加盟店が本部にロイヤリティや補償金を支払うというものです。事前に情報収集していても、いざ契約の段階で知らなかった話がでてくる可能性があります。契約書は隅々まで目を通し、不明瞭な個所は詳細な説明をしてもらいましょう。

確認しておきたいポイントは「支払う費用の種類と詳細」「契約期間」「本部のサポート体制」です。

本部に支払う費用には加盟金・ロイヤリティ・研修費などがあります。なかでもロイヤリティは毎月支払うものですので、「売上が伸びずに悩んでいるのに支払わなくてはならず、経営が苦しくなってしまった」なんてことにならないように、支払い形式を十分に理解したうえで契約する事をおすすめします。

大半のフランチャイズ本部のロイヤリティの求め方は「定額方式」「売上比例方式」「利益分配方式」のいずれかでしょう。３つの方式によってロイヤリティが高くなったり安くなったりします。どの方式が良いのかは一概には言えませんが、ブランド力やサポート体制などを加味して考えた時に、自分が納得できるかどうかが判断基準となるでしょう。

開業準備～オープン

契約後は開業準備に取り掛かります。何から始めたら良いのか迷ってしまいそうですが、大半のフランチャイズ本部は開業準備を取り仕切ってくれますので、それほど心配はいりません。しかし、取り仕切ると言っても実際に動くのは経営者本人ですので、この時が1番忙しい時期となるでしょう。本部が必要な工程をスケジューリングし一覧にまとめてくれますので、それに沿って動いていきます。

具体的に行うことは「店舗の立地を選ぶ」「店舗の工事」「各種届出」「経営者研修」「従業員の募集・面接・採用」「従業員の研修」「広告手配」です。従業員の募集・面接・採用と店舗の立地選びの２つは、店舗存続を決定づける重要なことですので、あくまで慎重にすすめましょう。

ここまで飲食フランチャイズの始め方と流れを解説してきました。長期的に継続していくためには、どこのフランチャイズと契約するかにかかっているでしょう。フランチャイズと一口でいってもさまざまな本部があり、本部によってサポート体制やロイヤリティ、ルールが異なります。自分に合ったフランチャイズを選ぶのも大切なポイントですが、その他にもブランド力やサポート体制などを加味したうえ考えることが必要となるでしょう。