フランチャイズでの飲食店開業は儲かるの?平均年商を分析!
有名な飲食店では、フランチャイズを行い店舗展開を広げているところがたくさんあります。
マクドナルドやCoCo壱番屋など有名な飲食店のブランドネームを借りることにより、儲かる店舗経営が出来そうなイメージがありますが、実は意外と難しい点もあります。
簡単ではないフランチャイズ店舗の経営について、詳しく調べてみました。
フランチャイズでかかる費用とは
ブランドネームを借りてフランチャイズの店舗を経営する場合、自分で飲食店を普通に立ち上げる時とは違った経費が発生します。
それが、ロイヤリティです。
ブランドの名前や人気商品は、初めて飲食店を始める人が提供しても非常に力のあるので、オープン初日でも、ある程度の集客が見込めるでしょう。
それは、お客さんからすれば直営かフランチャイズかは見ただけでは全く分かりませんし、メニューや材料の仕入れ、作り方も同じなのでほぼ同じものが食べられるからです。
しかし、単店で黒字にしようと思うと人件費、原価などに加えてロイヤリティがかかり、負担は重くなります。
そうなると、コンビニの経営と同じですが、出来るだけ人件費などの変動する費用を抑えて黒字を生む仕組みにしなければなりません。
そのため、なかなか黒字が生まれない店舗は、最終的に人件費を削るため自分の家族などの身内でお店を回すようになります。
フランチャイズ店舗の年商とは?
色々な飲食店のフランチャイズ店舗があり、地方や規模によっても年商は異なりますが、ざっくりとした数字ですと月に500万円、年間5.6000万円前後の売り上げの店舗が平均的と言えます。
もちろん都心部ですと月に1000万円の売り上げを超えるお店も珍しくありませんが、有名な飲食店のフランチャイズ店舗の多くは地方にあります。
本体が管理出来ないような場所に出したり、未進出というポイントで地方に展開することが多いです。
都心以外で年商5000万円と聞くとかなりの人気店に聞こえますが、実際にかかる経費を考えると、逆にこれぐらいはないと思ったような収支にはなり得ません。
そのため、席数などの規模によりますが地方で店舗展開を検討する場合には最低でも年商5000万円は売れるような計画を立てた方が良いでしょう。
平均年商を超える計画をしておかないと、何年か経って投資回収が出来なくなってしまいます。
店舗の年商はトレンドなどで毎年変動するものでもあるので、参考程度に踏まえておくのがおすすめです。
フランチャイズで儲けるためには
このようにフランチャイズ店舗の展開は簡単そうに見えて、意外と支出が多く経営は難しいのが現状です。
しかしもちろん、フランチャイズ展開により儲かる仕組みを作り出しているお店もたくさん存在します。
このフランチャイズで儲かるためには、はじめの仕組み作りが重要なポイントになり、注力する必要があります。
その分析をしてみると、始めは核となる人員の確保が最も重視すべき点ということが分かりました。
平均年商が安定しているお店はどこも店長がしっかり経営を理解しており、フランチャイズで儲けられる仕組みを考えて実行しています。
よくある回すことだけに必死な飲食店の店長とは違い、経営的視点を持っています。
このような優秀な人材は飲食業界にはゴロゴロいる訳ではありません。
そのため、いきなりフランチャイズ展開を始めても失敗することが多いのです。
しっかり核になる人材の育成を進めた上で、店舗展開をスタートするのが必須の条件です。
もちろん経営者が店長をしても問題はありませんが、出来れば別の人員で運営した方が負担は少なくおすすめです。